以前に録画しておいたNHKの番組を見ていたら坂本龍一iTunesの中に
相対性理論の「テレ東」が入っていた。


坂本龍一はその番組内で「歌詞が頭の中に入ってきちゃうのは苦手」という
趣旨の発言をしていたが、そうそうと思わずうなずいた。


個人的には歌詞に意味なんて必要ないと思うし、
感情を込めてがなるように歌われてもうるさく感じてしまうし、
気持ちよく鳴ってくれるボーカルが楽器の一つとして流れていればいいと思う。


だから聞こうと思わなければ歌詞が頭に入ってこない洋楽とか、
ダンスミュージックとか、クラシックとか、
邦楽でも歌詞が全くのナンセンスのものしか聞かない。


「愛してる」みたいな恋愛の歌とか「負けないで」みたいな応援歌とか
「家族バンザイ」みたいな賛歌とかは好きになれないし、
もうそういう歌なら十分すぎるほどこの世の中にあふれている。


そういう歌なら、クリスマスに山下達郎の曲を聴いて今年も冬が来たかと
年に一度のつかの間の感傷に浸ることができれば、もうそれで十分だと思う。