久しぶりに初期のスーパーカーをひっぱり出してそればかり聴いている。
今聞いても心臓を鷲づかみにされてぐらぐらと揺り動かされる心持ちがする。


初めて聴いたのは、大学一回生の時の琵琶湖就航のとき。
モーターボートでヨットをひっぱりながら琵琶湖を大きくぐるっと一周する。
(もちろん時には切り離してヨットを走らせる)


その時に、一つ上のマネージャーの人がボートに持ち込んできていて、
琵琶湖の真ん中を走りながらラジカセで大音量で聴いてショックを受けた。


夏の青すぎる空とか高すぎる雲とか、暑さでべたべたと体にまとわりつくTシャツとか、
下品だけれどどこか小気味よいモーターボートのエンジンの振動とか。


それらすべてを丁寧に額縁に飾って大切にとっておいたように
そのときの瞬間を思い出すことができる。


今年の夏も終わりました。
来年の夏にはもう一回琵琶湖の真ん中に飛び込んで島まで泳ぎたいなあ。